気圧病を緩和する食事法
2024/08/27
気圧病は、気圧の変化によって引き起こされる体調不良の一種です。分かりやすいものだと、高山や飛行機での移動時に見られ、頭痛が起きたことがある人もいるのでは?高いところでなくても、季節の変わり目や梅雨、台風などに症状が表れる人も多いですね。片頭痛・関節痛・肩こり・倦怠感・めまい・吐き気等、症状は人によって様々。現在台風も近づいてきているので、症状が出るかもと心配している方もいるかもしれません。普段通りの生活が出来ないとつらいですよね。しかし、気圧病に悩む方々に朗報です。食事に気を付けることで、症状を緩和する方法があります。このブログでは、気圧病を軽減するための効果的な食事法について詳しく解説します。具体的には、気圧の変化に対して体をサポートする栄養素や、避けるべき食材、さらに効果的なレシピなど、実践的な情報をお届けします。正しい食事法を理解し、日常生活に取り入れることで、気圧病をしっかりと対策していきましょう。共に健康を目指しましょう!
目次
気圧病ってなに?体調不良の原因と基本的な予防法
気圧病は、急激な気圧の変化によって体調不良を引き起こす状況です。「気象病」や「天気病」と呼ぶこともあります。気圧によって自律神経が乱れ、血管が収縮・膨張するため頭痛などを引き起こすことがあるのです。血管のむくみが、体調を崩す原因の1つと言われています。
気圧病の症状緩和に役立つ食事法があることをご存知でしょうか? まず、体を支えるためには十分な水分摂取が重要です。脱水は症状を悪化させる可能性があるため、意識的に水を飲むことが勧められます。水分補給は、一気にガブガブ飲むのではなく、少しずつ飲むようにしましょう。また、塩分を適度に摂取することで、体内の水分バランスを保つ助けになります。避けるべき食材としては、過度のカフェインやアルコールが挙げられます。これらは脱水を促進するため、気圧病の症状を悪化させる恐れがあります。このように、食事によって気圧病を緩和する手助けが可能です。
他に、睡眠を十分にとり、適度な運動をすることも効果的です。ストレスが自律神経を整える大敵になるので、リラックスできる状況を整えましょう。
気圧病を緩和する栄養素【マグネシウム・ビタミンB・亜鉛】
気圧病を緩和するための食事法には、特定の栄養素が重要です。首尾よく症状を軽減するためには、体内の水分バランスを整えることが不可欠です。そのため、ナトリウムやカリウムを含む食材を取り入れましょう。例えば、バナナやオレンジ、アボカドなどの果物は、カリウムが豊富で、体の水分調節に役立ちます。さらに、水分補給を意識し、こまめに水を飲むことが大切です。
栄養は、血管のむくみを抑える「マグネシウム」を意識しましょう。マグネシウムは魚介類や海藻類などに多く含まれています。 倦怠感・吐き気の症状がある方はマグネシウムが効きやすいかもしれません。
また、ビタミンB群を含む食品も有効です。特に、ビタミンB1やB6が自律神経を整える働きがあり、ストレスを低減する効果があります。全粒穀物や豆類を意識的に摂取しましょう。
亜鉛も、脳の働きを維持する神経伝達物質の生成に関わるので、自律神経を整える働きがあります。魚介類、大豆製品などに含まれています。
これらの食材を日常に取り入れ、気圧に対する身体の抵抗力を高めていきましょう。健康的な食事習慣が、気圧病の症状を和らげる助けになります。
避けるべき食材:気圧病を悪化させる食事
気圧病を緩和するためには、食事に特に気を配ることが重要です。まず避けるべき食材は、重い食事や脂肪分の多い食品です。これらは消化に時間がかかり、体(特に胃腸)に不必要な負担をかけるため、気圧の変化に敏感な状態を悪化させる可能性があります。例えば、揚げ物やクリーム系の料理は、症状を引き起こしやすいので控えましょう。次に、塩分の高い食品も注意が必要です。高血圧の原因となり、頭痛を引き起こすことがあるため、加工食品やスナックを避け、自然の食材を選ぶことが望ましいです。甘いものが食べたい時は、焼きいもがオススメです。夏に注意したいのは、冷たいもの!体が冷えると胃腸の働きが弱くなるので、気圧病の時は避けましょう。また、カフェインやアルコールは脱水を招き、気圧病を助長することがあるため、特に気圧が変化する前後は摂取を控えましょう。これらの食材を避けることによって、気圧病を軽減し、健康的な体づくりにつなげていきましょう。
気圧病の人はコーヒーは飲んではいけない?
前項で、「カフェインやアルコールは脱水を招き、気圧病を助長することがあるため、特に気圧が変化する前後は摂取を控えましょう」と述べましたが、カフェインを含むコーヒーを飲んではダメなのかな?コーヒーが頭痛に効くと聞いたことがあるけど?と思った方がいらっしゃるかもしれません。
カフェインには血管を収縮させる作用があり、低気圧によって拡張した脳の血管を元に戻すことで、片頭痛や低気圧頭痛の症状を和らげる効果が期待できます。「今、まさに痛い!」という時にコーヒーを飲むと、頭痛に効くわけです。しかし、気圧病の全ての症状に効くわけではないのです。頭痛のみでお困りの方はカフェインに頼ることがあっても大丈夫でしょう。ただし、飲みすぎは禁物ですよ!
また、コーヒーには利尿作用もあるため、体に溜まった余分な水分を体外に排出する効果もあります。これも、体がむくんでいる場合に効果があります。水分代謝がうまくない(汗をかかない・尿の回数が少ない・運動量がない)人に、効果がある訳です。日常的に動く人は水分代謝されるので、コーヒーの利尿作用に頼るよりもナトリウムやカリウムで体の水分調節した方がよいでしょう。
このように、症状や状況によって、自分に何が合っているのか、見極めながら取捨選択しましょう。食事や食生活を自分の合うようにする方法が分からなければ、「はははうす」でもお手伝いしますので、お気軽にお問合せ下さい。
気圧病の時のオススメ飲み物
硬水:マグネシウムを含むため
野菜ジュース:マグネシウムやビタミンBを含むため
黒豆茶:むくみ解消効果、マグネシウム補給 *ノンカフェイン
はと麦茶:マグネシウムを含むため 【飲みすぎは体を冷やすので注意】*ノンカフェイン
コーン茶・とうもろこしのひげ茶:利尿作用、マグネシウムやビタミンBを含むため *ノンカフェイン
飲み物で多くのミネラル補給が出来るわけではないので、補助的な気持ちで嗜好品として飲みましょう。お気に入りのドリンクに出会えると楽しいですよ。
気圧病に効く漢方薬を試すのもあり
気圧の変化や天気によって体調不良が起こった場合、体内の水分バランスを調整する漢方薬が有効です。代表的な漢方薬として、五苓散(ごれいさん)や苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)などが挙げられます。
体質や症状に合わせていろいろな種類があるので、医師や薬剤師などの専門家に相談することがおすすめです。
効果が現れるまでに時間がかかる場合もあります。
他に、ツボやマッサージ等も有効なので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。
貧血の人は注意!鉄分補給を
貧血だと気圧病が悪化することもあるので、女性の方は特に鉄分補給を普段から意識するとよいですね。
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はははうす
三重県鈴鹿市西玉垣町1440-24
電話番号:090-1410-4988
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