毎日食べたい野菜の力と350gの罠
2024/08/19
現代の食生活において、健康的な体づくりには欠かせないのが野菜です。しかし、多忙な日々の中で、十分な量の野菜を摂取することは意外と難しいものです。そこで、毎日野菜を意識的に取り入れることが、健康維持や病気予防にどれほどの効果をもたらすかを考えてみましょう。新鮮な野菜が持つ豊富な栄養素や抗酸化作用は、私たちの体を内側からサポートし、活力を与えてくれます。
また、野菜量は1日にどれくらい取ればいいのか?1日に350g取ることは本当に体によいのか?考えていきましょう。
本記事では、野菜を日常的に摂ることのメリットや、簡単に取り入れられるレシピをご紹介します。あなたも日々の食生活に野菜の力を取り入れ、より健康な生活を目指しましょう。
目次
野菜を毎日食べる?食べない?350gの罠。
野菜は、体に必要なビタミンやミネラルを豊富で、不足すると肌荒れ・イライラ・疲れやすい等の症状が出ます。特に、緑黄色野菜には抗酸化物質が多く含まれており、老化防止や免疫力の向上に役立ちます。 また、野菜には豊富な食物繊維が含まれており、腸内環境の改善や便秘解消に寄与します。食物繊維は消化を助けるだけでなく、満腹感を持続させるため、ダイエットにも効果的です。さらには、心臓病や糖尿病のリスクを低下させることが示されています。 さらに、野菜には低カロリーであるため、健康的な体重維持にも貢献します。毎日、野菜が必要なことはイメージできるかと思います。
では、量は?と、言われると、検索をかけて調べる人がほとんどではないでしょうか?
「野菜類を350g食べましょう」と掲げたのは厚生労働省で推進している『健康日本21』がきっかけです。これは生活習慣病予防を目的とした健康的な食生活維持の目標値です。ただ、この基準はきちんとしたエビデンス(科学的根拠)があるわけではのは事実です。(日本は食についてのエビデンスが少ないので当然とも思えなくもないですが)
350gで悪いわけではないですが、男性280g、女性270gでおおむねの食物繊維・カリウム・ビタミンCの必要量をおおむねカバー出来ます。これは日本人の平均野菜摂取量です。お医者様の中には350gは多いと思うと回答されている方もいます。じゃあ350gって数字が罠だったのか~!って思いました?違います!
例えば、少食の人が普段270g野菜をとっていて、「じゃあ350gにしなきゃ!」って実践したとしますよね。80g増える訳ですが、少食なもので野菜を増やしたら何か減らさないとお腹いっぱいな訳です。「じゃあ…卵焼き1品やめましょ」となったら…本当にいいのか?例なので卵80gはあまり食べないかもですが、タンパク質だと考えて下さい。もし、タンパク質が減ったらですよ?まずいわけです(例なので、他のおかずでたんぱく源は少ないと仮定しますね)じゃあ、やっぱり増やさなくていいんじゃん~!て思います?え、もうだまされない?
じゃ次の例えば、大食いの人で普段280g野菜をとっていて、デザートに果物食べて、ジュースも飲んで、足りない時は小さいカップ麺追加して…。野菜量、これでいいと思います?果物・ジュース・カップ麺の重量分、野菜食べようよ!ってなりませんか?この辺の、人によってはやった方が絶対いい!って場合と、慎重に取り入れましょうという場合が混在しているのが、350gの罠です。ちなみに、注意することはこれだけではないんです。
野菜350gって調理前のことなんで、例えばほうれん草を茹でたらかなり少なくなるんですね。なので以外と食べられたりします。(生レタスのサラダだと少しボリューミーになりますが)。しかも1日の量なので、そんな大変な量でもないと思うんですね(もし270g野菜をとっていて80g増やしてって言われた場合ですけど)。大変だと感じる、ひとつの仮説は「朝ごはんに野菜を十分にとれていないのでは?」ということ。野菜を350g1日で摂るのを平均で割ると、1食に野菜の小鉢2つくらい(ほうれん草のおひたしと、かぼちゃの煮物)です。でも1食抜いて、2食で補おうとすると野菜炒めと野菜サラダを食べないといけなくなるわけです。こうなるととたんに大変になるわけです。
あと、仮定で出てきた280、270gですが…平均なんです。みんながとってる量じゃない。多い人がいて、少ない人がいるはずなんです。自分は大丈夫って言ってるだけかも?学生や社会人さんで、昼・夜一緒に食べている人が「自分は普段野菜食べてるから~」って言っていて自分も同じような食を一緒にしてるから大丈夫と思っていたら、その人は農家の親戚から大量の野菜が届いていて休日や朝食が野菜豊富なのかもしれません。自分がどうなのか、一度きちんと見直してみましょう。見直し方が分からない方は、はははうすのぴよまでご相談下さい。
毎日の食事に取り入れるための簡単レシピ
毎日の食事に取り入れるための簡単レシピをご紹介します。忙しい日常の中で、栄養バランスを考慮しつつ時短で作れる料理はとても重宝します。まずは野菜たっぷりのスープ。お好みの野菜(例:キャベツ、人参、玉ねぎ)を食べやすい大きさに切り、鍋に水と共に入れます。コンソメや塩で味付けし、10分ほど煮込むだけで栄養満点なスープが完成します。このスープは作り置きしておけば、昼食や夕食に即座に温めて楽しむことができます。 次に納豆アボカド丼。ご飯の上に納豆と角切りのアボカドをのせ、醤油とごまをかけるだけで、栄養価が高くて満足感のある一品が出来上がります。アボカドのクリーミーさと納豆の風味が絶妙にマッチし、美味しさと健康を両立できます。 最後に、簡単オムレツ。卵を割り入れ、好きな具材(ハム、チーズ、ほうれん草など)を混ぜ、フライパンで焼くだけ。短時間で栄養たっぷりの朝食が完成します。これらのレシピを日常に取り入れることで、健康的でバランスの取れた食事を手軽に楽しむことができます。
野菜を美味しく食べるための調理法
野菜を美味しく食べるための調理法は、私たちの健康に大きな影響を与える重要なポイントです。まず、野菜の特性を理解することが大切です。例えば、ブロッコリーやカリフラワーは蒸すことで栄養素を保持しつつ、食感を楽しむことができます。また、ニンジンやジャガイモは煮ることで甘みが引き出され、より美味しくなります。 さらに、野菜は新鮮さが命です。地元の市場や直売所で旬の野菜を選ぶことで、その栄養価は格段にアップします。調理法としては、シンプルにオリーブオイルと塩でグリルするのもおすすめです。特に鉄フライパンがオススメ!火を通すことで、香ばしさが増し、風味が豊かになります。 また、野菜の色とりどりの組み合わせを楽しむことも大切です。色鮮やかなサラダにすることで、視覚的にも楽しめ、栄養バランスも整います。ドレッシングには、酸味のあるものでさっぱりと仕上げると、野菜の味が引き立ちます。 さまざまな調理法を試し、自分好みの美味しい野菜料理を見つけてみましょう。健康的で美味しい食生活を送るために、積極的に野菜を取り入れていきたいものです。
季節ごとのおすすめ野菜一覧
季節ごとのおすすめ野菜一覧は、旬の食材を楽しむための大切なガイドです。春には、アスパラガスやタケノコが登場し、フレッシュな香りとシャキシャキとした食感を楽しめます。これらの野菜は、サラダや炒め物にぴったりです。また、春には新玉ねぎも旬を迎え、甘みが増し、さまざまな料理に活躍します。 夏になると、トマトやナス、キュウリが豊富に収穫されます。特にトマトは栄養価が高く、冷製パスタやサラダとして、爽やかな夏の食卓を演出します。ナスは、焼いたり揚げたりすることで、その濃厚な味わいを引き立てます。 秋になると、カボチャやサツマイモが主役です。これらは甘みが増し、煮物や焼き菓子にぴったりです。さらに、ブロッコリーや白菜も秋が旬で、健康的な食事に欠かせません。 冬は、根菜が豊富に手に入ります。大根や人参、ゴボウは、煮物やおでん、スープに最適です。これらの野菜は、体を温める効果もあり、寒い季節にうれしい食材です。季節の変わり目に合わせた野菜を取り入れることで、栄養をバランスよく摂取し、四季を感じながら食事を楽しみましょう。
野菜不足を解消するためのポイント
野菜不足を解消するためのポイントは、日常生活に簡単に取り入れられる方法を知ることです。まず、毎日の食事に意識的に野菜を追加することが重要です。例えば、朝食にスムージーを作る際に、ほうれん草やバナナ、リンゴをミキサーにかけて栄養価をアップさせることができます。また、昼食や夕食の際には、サラダを一皿にしっかりと盛り付けることを心掛けましょう。色とりどりの野菜を使用することで、見た目も楽しめ、食欲も増します。 さらに、忙しい日々の中で簡単に野菜を摂取するには、冷凍野菜や缶詰を利用するのも効果的です。冷凍野菜は栄養を逃がさず、手軽に調理できるためおすすめです。また、野菜を使ったスープや煮物を作り、まとめて冷凍保存しておくと、時間がない日でも栄養を補うことができます。 最後に、季節ごとの野菜を意識して選ぶことで、鮮度の高い、栄養価の高い食材を取り入れることができます。地元の市場や農産物直売所を利用することで、旬の野菜を手に入れやすくなります。これらのポイントを実践することで、野菜不足を解消し、健康的な食生活を送ることができるでしょう。
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